今の働き方。

WorkStyleについて、プロモーションディレクターのグリ夫が考える

転職についての考え方

漠然と将来が不安。キャリアップを図るために、転職を考えてるがリスクが怖い。など考えすぎて踏み切れない人も多いのではないでしょうか?

そもそも転職が必要なのか?

転職を繰り返す=悪 なのか?を考える。

 

 

→「仕事をする場をころころ変える人には仕事を任せられない」などという人がいる。

果たして、本当にそうなのだろうか?
実際に、転職を繰り返す人。かつ、大手企業で、おおきな仕事を任されている人間はゴロゴロいるではないか?
その人達は、どうして転職をしていても、そのような太役を任されているのだろうか?
答えは、実績であり「スピード」ではないかと私は考える。

 

私が思う、必要とされる人間は、1年で結果を出せる人。(即戦力を求められている場合)
多くの企業は、4半期ごとに決算するのではないだろうか?
すると、1つの期間は、3ヶ月(12周間)
だいたい、1~2周間で方針を定め、残りの10週間でアウトプットを出す。
そのアウトプットがうまく行かなければ、次の期に方針を変え結果を出す。
繰り返し、失敗できる回数は3回。結果がだせれば、その延長線で戦う。
そして軌道にのせれば、その人の実績となり成功になるのではないだろうか?

 

このスピード感を意識できる人間が転職に限らず、求められる人材だと思う。

 

まずは、プロパーで入った企業で、自分にスキルをつけることに専念しよう。
もし、その企業でもうスキルがつかないと感じる OR ただ時間と労働を消費しているだけだと感じるのであれば、スキルをつけるための転職をおすすめする。(たとえ年収が低くなっても)


→20歳から35歳の15年間が勝負。

35歳までにどれだけ自分にスキルがつけられるかが、勝負だと私は思っている。
なぜなら、35歳以上は新たな経験・事柄に対して受け入れるのにパワーが必要だと感じるからだ。


周りの人をよく見てほしい。35歳を過ぎた社員を。
役職やマネージャーなどに就いている人は、YES or No を判断することばかりが増え、自分で物事を動かす時間が減り。
一般社員の人は、指示待ちで自分からアクションを起こそうとしているような人はいないのではないだろうか?
また、脳的にも新たな知識が入ってきにくいのではないか?と想像する。

 

では、さきほど述べた「スピード」を意識すると、3ヶ月で1つの新たなスキルを身につけると目標を立てたとします。
するとどうでしょう。「石の上にも3年」なんで言葉がありますが、3年間で12個のスキルが身につくはずです。
じゃあ、仮に毎日やらされ仕事ばかりで、身についたスキルは飲み会の幹事のみ。
そんな3年間を過ごした人と3年間で12個も新たなスキルを身につけた人。その差は歴然だと思う。

だったら、「3年同じ企業に務められない人間はクズだ!」なんていう風潮自体がナンセンスです。
3年間、時間を意識せずに、転職=悪だと信じ、ただひたすら目の前のタスクをこなしていくだけ。
これのどこが立派なのでしょうか?

 

今一度、自分の将来を見て、導線を引き、そこにたどり着くためのスキルを身に着けられないと判断したら思い切って転職しましょう。


→転職で得られるメリット

イメージしてほしい。Aのスキルを持った人とAとBのスキルを持った人。
人材として重宝されるのは、もちろん後者。
転職すると、環境も変わり、得られるスキルも系統が違ったりします。

 

また、A社→B社に転職したとして、同じ仕事でもA社でのやり方とB社でのやり方では、必ず違いが出てくるはず。
そのときに、A社のほうが効率的だったな。と思えば、B社でA社と同じことを実施し、B社のほうが効率的だったら、純粋にスキルUPだと思います。

 

このように、環境を変えることで、得られるメリットもあるのではないでしょうか?


→転職することのリスク


私が考える転職におけるリスクは以下になる。
1)思っていた仕事内容と違う。
2)給料が上がらない。
3)自分の経験が通用しない。
4)人間関係がうまくいかない。

 

では、1つずつ確認していく。

まず、1)思っていた仕事内容と違う。
これについては、その仕事内容で、得られることがない。もしくは必要ない。と判断するならば、すぐに転職しよう。
ただ、どんな仕事でもなんならのスキルはつけようと思えばつけられると、私は思う。
極端な話、会社のトイレ掃除を頼まれても、どのように掃除すれば効率的に掃除できるのか?を思考できる。(まあ、毎日思考を繰り返す意識がある人は、1周間で得られるものはなくなりそうだが)
それが、自分にとって必要か?与えられた仕事だけでなく、自分から提案できそうか?など一旦思考を巡らせてほしい。

 

次に、2)給料が上がらない。
これは面接時に交渉できないだろうか?
今の年収より20万円UPしてもらえないと転職できない。などと言ってみたらどうだろうか?
ちなみに私は、何社かに面接をしてもらった経験があるが、金額はこちらから希望を出せたところばかりだった。(数は少ないが、内定がでていた)
入社してから、給料が上がらないのであれば、結果が出せていないのか?なにが足りないのか上司に相談してみるのも1つの手かもしれない。

 

続いて、3)自分の経験が通用しない。
これはチャンスだ。周りの人のほうがスキルを持っているならば、教えてもらおう。
次の転職先に必ずプラスになる。

 

最後に、4)人間関係がうまくいかない。
こればかりは、どうしようもない。相性の悪い人を攻略すること。それも1つのスキルだろう。ただ、毎日嫌な思いをして、仕事をする。それが一番、スキルUPを邪魔する要因だと思う。その場合は逃げになってしまうかもしれないが、転職すべきだと考える。

 

→ぐり夫は?


ちなみに私はまだ転職をしていない。
まずは私の経歴からにご説明させていただくと、
私は、ある電化製品のメーカーに勤めている。

入社1年目は、家電量販店ルートの法人営業を担当。
実際にエンドユーザーのウケるポイントや、店舗の方へどんな説明をしたら、お客様にすすめやすいのか?を学んだ。
また、週・月にどれぐらい売れていて、仕切りがいくらで、生産個数はこれぐらいが必要だ!などの裏方にも絡んでいた。

そして、2年目の秋から現在までその電化製品のプロモーションを担当。
・年間のプロモーション設計、それにかかるコストの概算
・売上目標から算出し、プロモーションのKPI設計
・プロモーションの導線設計
・広告宣伝(広告の選定、広告運用、コンテンツ制作)
・HPの設計
・WEBアクセスの集計・分析・PDCAサイクル
などを実施してきた。

 

では、なぜ現職をずっと続けているのか?
それは、常に新しいこと(新スキル)を得れる環境づくりができているからである。

例えば、プロモーションでもはじめは販促キャンペーンの企画から入った。
どんな景品が受けるのか?キャンペーンを訴求させるには、どんな広告配信方法がよいのか?などセオリーをつくってきた。

また、新たなWEB広告の選定。これはキリがない話だが、常に新しいWEB広告の手法や配信面、配信方法などが出てくる。
時代の流れやデバイスの流れなどの視点もって選定していく必要があると思う。

また、オウンドメディアにも挑戦した。どのようなコンテンツがSEOの評価が高いのか?
キーワードの選定や文の構成、ページのレイアウトまでディレクションして、アクセスを伸ばし続けている。

いま挑戦中なのが、ファンマーケティングと新規市場の開拓。
ファンマーケティングについては、アンバサダー制度を作って囲い込みをしているのだが、まだまだ機能していない。
口コミが自然に発生するように、既存ユーザーとのコミュニケーションの取り方を今見直している最中だ。
新規市場の開拓については、多くは語れないが、プロジェクトリーダーとして模索中。


前置きが長くなってしまい、申し訳ない。
ここで話したかったのが、なぜ新たな挑戦ができる環境を作れたか?だ。

それは、常に上司に【自分のやりたいこと】【それによって得られるビジョン】を伝えることで生まれると思っている。

もちろん、実績をだせたからだとかはあるのかもしれない。でも誰でも最初は実績がないものだ。
まずは、失敗を恐れずに、恥ずかしがらず、ビジョンを語ることが重要だと思う。

 

オウンドメディアの挑戦もそう。
はじめは、オウンドメディアを立上て、アクセスを伸ばせば、WEB広告の費用が半減します!
さらに、WEB広告のLPとしても使え、コンテンツが充実し、いいこと尽くしです。
ぐらいの勢いで上司を説得した。(今考えれば、浅かったかと思うが。。。)

裏の思いとしては、メディアの編集長になれば、拍がつく。SEO視点でのスキルを高められる。などを考えていた。
動機なんてそんなものだ。(結局、私のリソースが他プロジェクトにあてられており、編集長にはなれなかったのだが。。。)

 

とにかく、自分視点でよい。自分にとって好条件の環境づくりに注力すると、スピーディにスキルがつくと思う。

 

私が、今の会社を辞めるときは、自分にとって好条件でなくなったとき(得られるスキルが減少してきたとき)
もしくは、大きくステップアップしたいときである。
ステップアップとは、マネジメントや経営視点も含めるが、一番は給料かもしれない。
今は第一目的として、スキルの習得に重きを置いているのだが、35歳を過ぎたら一度自分の辿ってきた道を振り返り進路の見直しを検討したい。